デジカメの画素数は画質と(あまり)関係ない

デジカメの画素数が気になるけど・・・

デジカメを選ぶ時にスペックを比較するかと思います。
レンズやボディの大きさ、画素数などを比べるんじゃないでしょうか。 中でも画素数を目安にする方は沢山います。
しかし、この画素数ですが、カメラ好きにとってはあまり目安にならない数字なんです。
というのも、多すぎる画素数は必ずしも画質を良くしませんし、場合によっては悪くすることもあります。
画素数が多いほど画質がいい、というイメージを持たられるかたも多いのですが、必ずしもそうではありません。
画素数が多いほど高画質という時代もあったのですが、それは画素数が少なかった頃です。
現在ではどのデジカメも十分な画素数があるので、画素数と画質が一致しなくなってきました。

画素数が違うスマホの画質を比較

HTC Oneのカメラを、iPhone 5、Lumia 920と比較!
例えばスマホのカメラを比較したものですが、画素数の一番少ないHTC ONEが一番綺麗に撮れていることがわかります。
赤いバラのトーンがしっかりとでていて、遠くの風景のシャッキリと写っています。ちなみに真っ赤というのはデジカメには難しい色の一つです。
 iPhone5は800万画素でHTC ONEの倍もありますが、画素数によらない画質があることがわかると思います。

画質は画素ピッチの影響が大きい

さらに比較をするとコンパクトデジカメの1200万画素とAPS-Cの1200万画素を比べると 撮像素子の大きいAPS-Cの方が明らかに高画質です。
画質は画素数ではなく、一つ一つの画素の大きさ、画素ピッチに大きく影響されるからです。
 *撮像素子のサイズ(図)
デジタルカメラは図のように様々な大きさの写真を撮る部品、撮像センサーがあります。
この撮像センサーが大きいほど、面積が広くなるほど画質がよくなります。 撮像センサーにはマス目状に画素があり、同じ大きさの撮像センサーなら画素数が多いほど一つの画素が小さくなります。
スマホなどに使われるセンサーは1/3型と言われるもので、800万画素で画素ピッチが1.4μm コンパクトデジタルカメラに使われるものは1/2.3型や1/1.7型が多く、1/1.7型の1000万画素で画素ピッチは2μm 一眼レフやミラーレスに使われるAPS-Cは2000万画素でも画素ピッチは5μm以上あります。
スマホ用のセンサーとデジカメ用のセンサーでは0.3μmしか長さに違いがありませんが、画素は面なので面積で比較する必要があり、面積で比較するとデジカメ用のセンサーはスマホ用と比べると約2倍の面積があります。
このように、撮像素子が大きくなるほど画素ピッチが大きくなり、画素ピッチが大きくなるほど1つの画素が大きくなることがわかります。

必要な画素数は1000万画素が目安

それでは画素数がどのくらいがいいのかというと、A4 にプリントするなら600万画素でも十分と言われています。
A4なら1000万画素は欲しい!という方もいます。
A4より大きいサイズ、A3とか四つ切りというサイズなら、その倍の1200万画素から1600万画素あれば十分でしょう。
A3まで伸ばす事がないのであれば、1000万画素あれば十分すぎるほど高画素です。
目安はA4サイズのプリントにも使える1000万画素です。 それ以上画素数が増えても、大きくプリントする時以外はほとんどメリットがないと考えても問題ありません。
現在のデジカメのほとんどが1000万画素以上あります。 したがって、デジカメを選ぶ時は画素数を比較したりする必要はありません。